投稿者名:管理人

今回からは、力学的観点から本症例を解説していきます。 外傷後でも、術後でも、痛みが長期間取れない人には理由があります。 その中でも、「個々人の動作特性」、「二次的な組織変化の関与」が特に重要となります。 今回は、組織学的 […]

第2クール(5)「力学的評価」 続きを読む »

ここまでの講義で、本症例の痛みを発している原因がわかりました。 今回は、ここまでの「組織学的な統合と解釈」を解説して参ります。 術後治療が難渋するケースでは、一つの問題に限らず、いくつもの問題が絡み合っています。 本講義

第2クール(4)「組織学的な統合と解釈」 続きを読む »

今回は、本症例における第3水準の評価を解説していきます。 ここまでの講義で、皆様はどのような病態を予測・仮説したでしょうか? 痛みの発してる組織は関節内?関節外? もしくは、筋?神経?関節包? はたまたその他? 皆様も是

第2クール(3)「第3水準の評価」 続きを読む »

今回は、組織学的評価として、非荷重位の局所評価を解説していきます。 前回、皆様には各々の評価を考えていただいたと思います。 それも踏まえ、今回も症例を交えて組織学的評価について学んでいきましょう。 ぜひ、御覧ください。

第2クール(2)「問診と組織学的評価②」 続きを読む »

運動と現象を捉える為の概念 運動と現象を捉える為の概念を考える上で理解しておきたい概念がある。それは「抗重力位」「従重力位」「短縮位」の概念である。 「従重力位」「抗重力位」「短縮位」の概念 このことを分かりやすく説明す

臨床ヒント『運動と現象を捉える為の概念』 続きを読む »

1小円筋の機能解剖と臨床的特徴 小円筋は腱板の後下面を形成しており、支点形成力により肩甲上腕関節の安定化に寄与している。小円筋は、棘下筋とともに外旋運動に作用するが、特に第3肢位で小円筋の働きが高まる。また、小円筋は後方

臨床ヒント『小円筋由来の肩関節拘縮』 続きを読む »

なぜ”最後の10度”が伸びないのか? 膝関節におけるextension lagとは、自動伸展可動域が他動伸展可動域に至らない現象を意味している。一部の書籍には、「最後の10度」あるいは「なんとかぎこちなく伸展できる角度」

臨床ヒント『extention lagの要因と評価』 続きを読む »

腋窩神経は、肩関節運動の強力な回転モーメントを生み出す三角筋を支配します。神経の一部は小円筋を支配しますので、腋窩神経障害が疑われる場合は、外転筋力以外に外旋筋力をチェックすることを忘れてはいけません。腋窩神経障害は、ほ

臨床ヒント『腋窩神経障害の病態と評価』 続きを読む »

ぶん回し歩行とは 脳血管障害片麻痺患者(以下、片麻痺患者)の特徴的な歩行の1つにぶん回し歩行があります。ぶん回し歩行では、遊脚時に麻痺側の股関節を外転して、足で床に円を描くように下肢を振り出します。しかし、ぶん回し歩行を

臨床ヒント『ぶん回し歩行3つのパターン』 続きを読む »

本クールでは、股関節術後に長期間痛みの取れない症例をテーマに講義を進めていきます。 皆様の周りにも、股関節に限らず術後によく分からない痛みが長期間続く症例は少なくないのではないでしょうか。 本クールで紹介する症例からは学

第2クール(1)「問診と組織学的評価①」 続きを読む »