皆さんは体幹や骨盤の機能を高めようと、座位での側方リーチ動作の練習を行ったことはありませんか?その時、良かれと思って反対側の骨盤を挙上させながら、リーチ動作を行わせた経験はありませんか?

※『体幹と骨盤の評価と運動療法 改訂版』p.148 図4-3-2より改変引用

実はこれ、あまり効果的ではありません。

実際に行った経験のある方は、リーチ動作の前後を比較して「あまり変わらないな…」と思ったのではないでしょうか。

鈴木俊明先生の書籍『体幹と骨盤の評価と運動療法 改訂版』では、リーチ動作において重要なのは「同側の股関節内旋」と記されています。股関節が内旋することで、同側の骨盤が下制し体幹が側屈します。そして、この側屈を止めるために腰椎が対側に側屈し、結果として反対側の骨盤が挙上するのです。

※『体幹と骨盤の評価と運動療法 改訂版』p.141 図4-2-8より改変引用

つまり、リーチ動作において体幹や骨盤の機能を高めようとするのであれば、反対側の骨盤挙上を誘導するのではなく、座位での股関節内旋が生じる可動性と主動作筋である中殿筋前方線維や大腿筋膜張筋の筋機能を高める誘導が必要なのです。

このことが理解出来ると、実は座位でのリーチ動作(以下、側方体重移動)練習で歩行や症状に変化を与えることが可能になります。今回は私の身体を例に挙げながら、この内容について深掘りしていきたいと思います。

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