

想像してください。
もしあなたが、脳血管障害によってぶん回し歩行を呈する患者さんのリハビリを担当した時に、「先生、もっとスムーズに歩きたいのですが、どうすれば良いですか?」と聞かれたら、どう答えますか?
片麻痺患者の特徴的な歩行の1つである「ぶん回し歩行」は、学生でも知っているポピュラーな動きです。それほど認知されている動きなのに、改善を図るための具体的方法を私たちは教わってこなかったのが現状です。
そして、ぶん回し歩行をする方の多くが、「もう少しきれいに歩けるようになりたい」「歩く負担を減らしたい」と願っているのも事実です。
だからこそ私たちは、ああでもない、こうでもないと、ぶん回し歩行をする方に対して様々な運動療法を展開しています。
あなたは日々の臨床で、「この方にとって今一番必要な運動療法が何か分かるとしたら、どんなに便利なことか…」と感じたことありませんか?
さっそく、そのヒントとして今回は『ぶん回し歩行』について深掘りして解説しますので、しっかり読み進めてください。
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