今回レポートするセミナーは、1月に弊社より発刊した「股関節拘縮の評価と運動療法」の著者である熊谷匡晃先生による出版記念セミナーです。
2月8日に実技セミナー、9日に座学セミナーを行って頂きましたが、今回実技セミナーをレポートします。

皆さんは、股関節疾患を診る上で重要な機能は何だと考えていますか?

中臀筋の筋力が重要ですか?
それとも大臀筋の筋力ですか?
もちろん、どれも大切な機能ですが、なぜその機能が重要かを説明できますか?

今回講師である熊谷先生は、機能解剖学の知識から、なぜその機能が重要なのかについて適格に説明してくださいました。

熊谷先生は、股関節機能に求める機能として2つのことが重要であると考えているそうです。
1つ目は、無痛でしっかり支えること。
2つ目は、無痛でしっかり動くこと。
この2つの機能が破綻すると、様々な障害が生じます。

その臨床的に多い代表的な疾患に対する
「鼠径部痛の解釈と治療」
「変形性股関節の評価と治療」
「大腿骨近位部骨折の評価と治療」
「股関節機能障害による跛行に対する運動療法」
これらについて、機能解剖学の観点から実技を含めて説明して頂きました。

どの内容も、本当に臨床的に多いと思います。

特に臨床的に多く、重要だと感じたことは、「鼠径部痛の解釈と治療」です。
鼠径部痛でも、生じる原因がタイプによって全く違ってきます。
熊谷先生は、骨盤前傾タイプと後傾タイプに分けています。
タイプによって原因が異なるということは、評価も治療方針もタイプによって変わってきます。
前傾タイプと後傾タイプ、それぞれどのように評価し治療するのかについて、実技をふまえながら詳しくお話して頂きました。

どの内容も本当に臨床に即した内容で、大変勉強になりました。

受講生の皆様からも
「股関節痛について勉強になった」
「明日からの臨床が楽しみです」
といった、お声をたくさん頂きました。

熊谷先生の書籍「股関節拘縮の評価と運動療法」もぜひご覧ください(^O^)
講義内容にあった「鼠径部痛」についても、詳しく書かれていますよ!!
書籍についてはこちら(運動と医学の出版社サイトへリンクします)

熊谷先生、2日間に渡る実技と座学のコラボセミナーをして頂き、ありがとうございました。

【熊谷先生 語録】
「守・破・離」
武道や芸術において、修行における過程を表した言葉。
理学療法や仕事においても当てはめることができます。
良い指導者の教えや決められた型を「守」って基礎を固める。
そして、基礎をベースにしながら自分なりの工夫をして、基礎の型を「破」り発展する。
基礎がないと型なしになってしまうから。
最後に、型や教えから「離」れて、独創的なオリジナルを発揮すること。

投稿日:2020年3月6日